「あ、兄ちゃんっ!!」 理音も次の日には元気になり、すでに学校の準備をして玄関のドアを開けていた。 「弟、元気なったか?」 神谷蓮が自分の部屋のドアの前にもたれかかって待っていたみたい。 「元気っ!!」 神谷蓮は笑っていた。 …神谷蓮が笑ってるところ初めてみた。