フラれた。 その事実が頭の中からずっと離れない。 っていうか、私の気持ちを同情って… 私が、同情なんてするような人間に見えてたのかな。 昨日は結局そのあとの授業を受ける気にはならなくて放課後まで屋上で過ごしたあと、さっさと家に帰って部屋でひとり落ち込んで。 幸い今日は土曜日だからお昼過ぎまで寝ていた。 重い体をやっと起こしてリビングへと行けば、 『はなれの和室にいます』 という置き手紙がおいてある。