月がまん丸できれいな夜。 その月は、まるでユキのように僕を見守ってる。 「僕ね、実は・・・死のうと思ったんだ。」 風が強くなってきて、公園の大きな木が葉を揺らす。 そのざわざわという音がとても怖かった。