山田は僕に気付かれないよう以前と変わらない態度で接してくれる。今はシンを狙っていると言っていたがそれが本心かどうかはわからない。

シンは、ユキの親友のユミちゃんと付き合いそうで付き合わない微妙な関係だ。


文化祭の一日目、僕とユキとユミちゃんとシンの4人で回ったが、僕らよりも積極的な感じがした。


それから、何回か電話をしたりしているらしいが、シンはここぞという時の押しが弱い。


サッカーでもいつもそうだ。

自分がシュートすればいい場面でも、僕にボールをパスし、僕がゴールを決めることがある。