昨日の光景が目に焼きついたまま離れない。

想像ばかりがどんどん大きく膨らみ、僕の不安が募る。


昨日のおばさんの涙と、いつか見たユキの涙が重なる。




ねぇ、ユキ。

僕にできることがあるならなんでも言って欲しい。

心に何か、抱えてるなら僕に半分背負わせて。


僕に幸せをくれたユキに、僕は何ができるというのだろうか。


ねぇ、ユキ。



僕は君の全てを受け止める覚悟はできている。

だから、僕に少しでもいいから、もたれかかって欲しい。

僕は、君の本当の笑顔が見たい。