文化委員が始まっても、僕は文化祭の話に集中できるはずもなかった。

さっきまで話してた春瀬さんとの会話を頭の中で何度も何度もリピートリピート。


脳のいろんな場所に焼き付けていた。


あと一時間で、また春瀬さんとの夢のひとときがやってくるというウキウキと、2人でいる初めての長い時間への緊張が高まってきた。


シンの優しい贈り物。


お礼に僕の持ってるAV全部シンにやろう。

今は、そういう気分じゃない。