ねえ、ユキ。 ねえ、ユキ。 こうして、心の中で語りかける。 今日の電話でユキがサラっと言ったことに僕はまた落ち込んだ。 荷物は、ユキのお母さんが一人で取りに来たらしいと。 だから、またしばらくは帰れないとのことだった。 サラっと言わないで・・・。