自分を抑えられない僕は、結婚なんて考える程大人じゃない。
自分でもダメだとわかっていたけど、今だけはこうしていたかった。

「だめだよ、ハル。誰かに見られちゃうよ。」

ユキは困ったような顔をしたが、本気で僕を振り払おうとはしていなかった。

「この場所は誰にも見られないから大丈夫だって。ほら、みんな静かに座ってるだろ?」

ユキのおでこにキスをした。

トロンとした顔でユキが僕を見る。

そのまま、僕はユキを抱きしめたまま、図書館の一番奥の方の角のカーテンの中に入った。

「ここなら安心だろ・・。」


僕たちは、甘~くてとろけそうなキスをした。


昨日より大胆になる僕とユキは耳元でささやきあいながら、キスをした。

いっぱいいっぱいキスをした。