どくんどくん ~SPRING SNOW~

「ハルの好きなとこ聞きたい?まず~、今、私の下着の色を想像してるとこ!」

「してね~よ。ばか!!!」

ユキの頭をグリグリする。



潤んだ瞳で僕を見つめるユキ。

「好きだよ、ハルが全部・・・」

ユキの言葉が終わる前に、僕はユキの唇にキスしてた。

チュって軽くキスして、

「僕も好きだよ、ユキの全部・・」



今度はユキが僕の唇をふさいだ。

窓の外はもう薄暗くなっていた。

電気をつけていないこの部屋。