「ちょっと待っててな。無視すると、前みたいにうるさく扉叩き続けそうだから、アイツ。」 匠先輩はベッドから降りて、ソファーに置いてあったワイシャツを軽やかに羽織って扉の方へと歩いていく。 私は、何となく恥ずかしくて毛布に包まった。 「留羽、朝から邪魔すんなよ。」 ガチャッと鍵を開けて、早速飛び出す匠先輩の言葉。 “おはよう”じゃなくて、すぐにそう言っちゃうんだ…。 “えっ!?何を邪魔したんだよ?”って留羽先輩の戸惑う声がすかさず聞こえてきた。 た……確かに、そう思いますよね……。