もう10月も半分が過ぎて、秋らしくなってきた。 澄んだ空気も清々しくて心も穏やかになれる……。 そう思ってたのに… 「あれっ?翠央、何か靴の上にのってるじゃん。もしかして…ラブレターじゃないの!?」 智依にツンツンと背中を突かれて茶化されても、私は何も言えなかった。 また…… 真っ白な封筒だ…。