ちょっと声小さかったけど…… 聞こえたかな…? しどろもどろにはならなかったけど…… 言った後にこんなにバクバクしちゃってる…。 先輩の指に触れていた手を離そうとすると… 私の方に振り向いた先輩に、しっかりと握られた。 「そんな風に言われたら…今日も明日も、ずっと…帰したくなくなるじゃん…。」