「それだと、なんだかアルバイトなのに特別な感じがしてしまうので……」 「そ……そうですか!?そ…それじゃあ…アルバイト中は“翠央ちゃん”でもいい?」 「は…はい!」 「じゃあ、改めて宜しくねっ!翠央ちゃん!」 片桐さんはニコニコしながら握手をしてくれた。 可愛らしい女の人だなぁ、片桐さん。 笑顔がすごく可愛い…! これから、もっと色々と話したりしたいなぁ…。 そんなことを思いながら、食堂にやってきた私たちは、昼食の準備を始めた。