今日はすっごく不機嫌。昨日なにかあったのかな…?
もしかして、やっぱり面倒くさい?!



「あ…あの…お家反対側だし、迎えに来るの嫌じゃない?大変でしょ…?」



私がそう言うと、優しく微笑み…



「違う…迎えに来てるのは俺がしたいから。だから、千帆は気にすんな…」



「そっか…」



不器用な優しさが辛い。
好きな人をこんな形で縛り付けてる私は…本当に最低。



わかってるけど…やめれない。



私は聖一くんが好きだから。



ずっと、ずっと



好きだったから。