大好きなキミへ

観覧車のしたで、俺たちはバタンキュー。







「ちょっと上山、来て!」






中村は俺の袖を引っ張って、トイレの裏まで連れてこられた。






「なんかあったのかよ?」







「・・・それがさ―・・・」






中村は話始めた。





「・・・・・・はぁっ!?木下が居たぁ!?」







「・・・・うん。こっちには気づいてなかったけど・・・。
しかもあいつ、彼女と来てたし・・・・。そんなの見たら、結衣、いい気しないでしょ?」







「そりゃ・・・・そうだな」






「いっきに雰囲気悪くなるじゃん?」