滑りこみが足りないのもあるけど、やっぱり鬼門の3A。


3Aが失敗すると、立て続けにミスが連鎖してしまうのがいただけない。


だけど、ジャンプの転倒は思いのほか演技に重大な支障をきたすのだ。


身体を打ち付けて痛いのもあるし、音がズレたり次のエレメンツまでのタイミングを計って修正しなければいけない。


演技を立て直すのは、口で言うほど簡単ではないのだ。


後は気持ちの問題?


まあ結局、最終的にはそこに行きついてしまうのだけど。


今年の(正確には来年だけど)世界選手権の日本人男子の枠は三つ。


だが現在は事実上二枠となっている。


GPFで日本人最上位で表彰台に上がれば、世界選手権の代表が内定する。


その枠を、今年は大介が獲得した。


出場したGPシリーズで二戦二勝。GFP二位。