「あたし…ほんとは、みど達を見下しちょった。みど達ができん様なこと、あたしはできてるって。学校でも…綾とか美晴とかと仲良くて、絶対みど達より上にいるって、羨ましく思われる立場におるって、そう思っちょった」
「バカだよね」、自傷的に、笑う。
「そうすることで、みど達に勝ったつもりでおった。見返してやりたかった。過去を忘れたふりして、変わったふりして…ほんとは一番、過去にしがみついちょったんよ」
…あたしはずっと、過去を過去として捉えられていると思っていた。
昔のことは昔のことだって、今あたしは変わって、新しい世界を生きてるって、ずっと。
でも違った。
それは全部、過去に繋がってた。
全部全部、彼女達に対して、そして過去の自分に対して、優越感を抱くためだった。
そのために、新しい世界で生きてる。
そんな汚い気持ちを、ずっと抱いてたんだ。
そんな自分が、本当に嫌い。



