「内心びくびくじゃけどね。だってほら、あおちゃん今西崎さんらぁのグループじゃあ」
「うちらが小学生の時に仲間外れにしちょったん、根に持っちょったら怖いもん」
「ねぇ?」と言うのは、多分花ちゃん達だった。意味がわからない。思考回路がついていかないまま、あたしはただ、聴覚だけを動かしている。
「じゃけぇじゃろ。この機会にあおと普通に仲良くなっとったら、国仲さんらぁに目つけられんですむじゃ」
「じゃからって、うちらにそういう役やらせんでよー。やっぱ中学入ってからのあおちゃんちょっと怖いし…元はといえば、小学生の時にみどがあおちゃん仲間外れにしようって言い出したからじゃあ」
「とか言いながら、みんなやってやる気やったやん!」
あははっと笑い声が聞こえた。でも既に、聞こえているのかすらわからなかった。
そして聞こえてきたのは、みどの声だった。



