振り向いたグリーン、色素の薄い髪は冷気になびいた。
「あなたは……」
水色の裾がゆらゆら揺れていた。
「退いて、頭冷やしてあげるわ」
小さな口を動かしたのは雪女のヌックだった。
グリーンの返事も聞かず無表情に隣にしゃがみこみ、たもとから淡い水色の手拭いを取り出した。
「なにする気?」
こちらを見向きもせず雪女は不機嫌に答えた。
「ホカロン様の情けよ、……仕事のお返しに正々堂々勝負するってことでね」
「……そうか」
正式に決まってないけどね
グリーンは心の中で思いつつブルーを介抱するヌックを見ていた。



