レッド(菊地)が駆け寄った時、なにやら白いものがフワリとブルーから遠ざかっていくのが視界に入った。 「ま、まさか……?!まさかまさかまさかまさかり!!ブルーの魂ぬけちゃったんじゃないのおおぉぉぉ」 「落ち着いて、雪だるまの魂ですから。たぶん」 半泣きのレッド(菊地)を制し、グリーンが頭だけ埋もれたブルーを掘り起こす。 遠くで低い男の声が情けなく嗚咽まじりに聞こえるのは空耳にしとこう。 ザクザク雪を掻き分けた先にはブルーの隊服のフードも脱げて、ボサボサの黒い後頭部が現れた。