それを逃がさぬよう掴んだブルー。
「漫画の吹き出しみてぇ」
ビチビチ逃げようとする魂をブチりとちぎり、後ろを振り返った。
「はい、黄木君の魂です」
グリーンがまた漫画の吹き出しみたいな黄木の魂を持って差し出してくる。
やっと、元の体に還せるのだ。
「押し込みゃいいかな?」
受け取ったブルーは黄木の体に魂をねじ込んだ。
ゴクリと、魂が吸い込まれていった。
まだ意識は戻らないだろうが、これでひとまず安心だろう。
ホッとするホットジャー。
ようやく、ようやくひとつの壁を越えたのだ。
感傷に浸りながら、手にはビチビチ跳ねる日下部さんの魂をどうしようかと悩むブルーがいた。
なんたってこいつの体(?)は自ら破壊してしまって、雪にうもれつつあるのだから。



