「……というか黄木、雪だるまにされたってーのに馴染みすぎじゃね?」
「あー…これ意外に便利」
ほらっ、といって黄木が指をあげるとズボッと雪の中からミニ雪だるまが現れた。
「なに、親分」
「みんなと遊んできな」
はーいと言ってミニ雪だるまは行ってしまった。
「いや…便利とかじゃなく、お前ホットジャーのイエローだからな、あっちは敵!周期的に南下するシベリア寒気団!!」
「あー…まぁー…」
歯切れの悪い黄木
「黄木君、もしかしてそのままでいいとか思ってない?」
「は?いや〜さすがに高い高いしにくいし嫁もらえなくなりそうだし元の姿がいいけど、便利だぞこれ」
「俺が嫁の雪だるま作ってやろうか…」
「やだよ、どうせお前キディちゃんやミッチーみたいにリボンつけりゃすむと思ってんだろ」
「ならさっさとこれを喰え」
藍川は『死ん茸』を差し出した。



