「なあ、ピンク狙ってるよな」
ブルーがグリーンに言った。


「いやいや、あれはキープでしょ、せこいですよね〜」

爽やかなグリーンの笑顔が場違いに見えた。


「しっかし、イエローおかしいな」

「おかしいですね」


イエローはピンクに全く興味なくいつも冷たくあしらっていた。


「なにかありました?イエローと仲いいでしょ」


「あードンコで殺されそうになったぐらいだけど」


はっきりと昨日の悪夢が思い出せるブルーは吐きけがした。



「ドンコ?」


「昨日ドンコ鍋したんだよ、気持ち悪くて部屋にそのまんまだけど」


「二人で?」


「は?そうだけど」


「うわ、うわわ、寒い!」

「え、グリーン、いきなりなになに?誘ったじゃん、来なかったじゃん!?」


「男二人は寒いですね…きっと冬将軍の」
「せいじゃないから!そゆうの敵のせいにしないで!?逆に悲しいから!!それよりドンコでしょ、牛の餌にしていいから片付けてくれよ」

「そげなことせん」

「…すいません」



二人は疑惑のドンコ鍋を調べることにした。