「それでは、日本についてのことを話しあうぞ…ゴホゴホ」


「ホカロン様、ショウガ湯お熱いですから気をつけてくださいまし」


「すまん、ゴホゴホ」



口をつけるホカロン、だが猫舌の為無理だった


「あぁ!?すいませんホカロン様、大丈夫ですか!?」

「ゴホゴホっ!?舌いたっ!!ゲホゴホ!!」


「相変わらずだなぁホカロン、仕方ねぇ」


『く、日下部さん!?』


ジュッ…


ホカロンのマグカップには日下部さんの右手が差し込まれみるみる溶けていく


「日下部、お前…」


「なにもいうんじゃねぇ、こんなの火傷のうちにもはいんねぇよ」


みるみる溶けていく右手、ショウガ湯はほのかにショウガの味がするけど殆ど水じゃね?に変わっていた、マグカップからも溢れていたがホカロンとヌックの心には他のモノが溢れていた。



それは日下部さんの不器用ながらに優しい温かい気持ちだった。
こんなにも他人に自らを犠牲にできる人(雪だるま)がいるだろうか!?


いや、いない!!


日下部さんとゆう人(雪だるま)だから出来るのだ…