殴られた顔を見るため、ゴロリ、とブルーを転がすと
現れたのは、どこか昔の幽霊話に出てきそうな腫れ上がった顔。
いや……満身創痍のブルーで赤くブックリ膨れ上がった頬は痛々しく拳の痕を刻み込んでいた。
本人は完全にのびている、良かったことは雪がクッションになったことだけだろう。
「ひっ!?」
「あー痛そう……」
敵の前だということで気丈に振る舞っていたヌックでさえ、目を見開いて、思わず身震いするのに対し、グリーンはというと
「そ、それだけか貴様!?」
「え?なに」
キョトンと目を丸くヌックをみやるだけだった。
表情も決して無表情ではないが場にふさわしくない好青年の柔らかい雰囲気が漂う。



