私と彼の関係

「じゃ、今からごはんを食べに行くから。それから帰ってくるよ。優菜はそれでいい?」


 自分の母親の前であっさりと名前を言うことに驚きながらも、宮野君のお母さんは別に驚いた様子もなかった。


 わき目もふらずに歩き出す彼のあとをついていくことにした。


 彼の家を出て、私は宮野君の家に何をしにきたのだろう。


「おかあさんに話したの?」


「いや。友達だって言っておいたから」


「そっか」


 少しほっとする。親にそんな話を聞かれると、何をしているのかと言われそうだから。