私と彼の関係

「それって褒め言葉?」


「褒めてませんから」


 何をどう考えて正確悪いが褒め言葉になるんだろうか。


「でも、それは君のイメージと俺が違ったからだろう。それで性格悪いと言われるなんて心外だけど」


「確かにそうだけど。この前は優しかったからギャップがあって」


「初対面の人間にこういう態度で接するほうが少ないと思うんだけど」


 彼は私を言いくるめるように言葉を返す。確かに彼の言葉があたっていた。


 きますくなるとおもったとき、お腹の音が鳴る。もちろん私のだった。


「そろそろ昼だし、お腹すくか」


「さっき食べてきたらよかったね。あんなに急いで出てこなくても」


 照れ隠しを含めて、そう口にしていた。