私と彼の関係

「いいよ。あわせたら満足だろうし。帰るって言って出てきたから」


 私がいづらいのに気付いてくれたのかもしれない。


「家までは送るよ」


 違う。そうじゃなくて。


 こうして一緒にいるんだから、一緒にいたいって思った。


 歩き出そうとしない私を怪訝に思ったのか、宮野君が私の顔を覗き込む。


「どうかした?」


「喉渇いたから、何か飲みたいなって」


「まあ、いいけど。帰っても誰もいないだろうし」


 自分で口にして思い出す。


「さっきのお金払うよ」


「別にいいよ。俺のおごり。休みの日もつき合せちゃったからさ」


 彼にそうしてもらったってことがなんとなく嬉しい。