私と彼の関係

 学校を終えると、門のところに見たことのある人が立っていた。一緒に帰っていたあいが私の背中を軽く叩く。


「バイバイ」


「でも」


 そんな私の背中を軽く押す。


「気にしない。気にするならのろけばなしでも聞かせてよ」


 そう明るく言ってくれた彼女に別れを告げ、門のところに行く。


 宮野君のところまでいくと、彼が一人出ないことに気づく。


「久しぶりだね」


 彼は前と変わらずに明るい笑みを浮かべている。一緒にいたのは岸川さんだ。


「久しぶりです」


 私は彼に頭を下げる。


「宮野から聞いたけど、夏休み毎日勉強だったんだってね。デートしたいって言えばよかったのに」


「でも、私が成績悪いのは本当だし、仕方ないですよ」


「不満かと思ったらそうでもないんだ」


 彼はにっと明るい笑みを浮かべている。


「でも、うまくいってよかったよ。宮野と別れたらいつでも相手になるから」