私と彼の関係

 絶対に言われると思っていた言葉に苦笑いを浮かべる。


 二人で何かをするといえばデート三昧だったかもしれない。


 でも、世間一般のデートって海にいったり、プールにいったりといったり、もう少し大人になれば旅行したりといったことのような気がするけど、私たちの過ごした時間はそんな恋人同士がすごす甘い時間ではなかった。


「毎日家で勉強。宮野君と、たまにののかちゃんも。でも、映画のDVDくらいなら見たかな。ののかちゃんが家から持ってきたの」


「へえ。どんなの?」


 彼女がもってきたのは犬と女の子の話だった。悲劇もなく、コミカルでほのぼのとできる映画だった。


 外国の映画だったけど、主演の女の子がふわふわとしていてののかちゃんみたいだった。


 わたしがタイトルを言うと、あいは肩をすくめて笑っていた。


「あの子らしいね。でも、勉強って、まだ期末前の約束が続いていたの?」


 テストで点を取れないと、デートができなくなるという話だ。


 私はそのことを否定すると、お母さんに私が勉強を怠けていたら引っ越させるといっていた話をあいに伝えた。


 宮野君からも成績のことも言われ、私の夏休みの末路は決まった。


「それって彼氏ってより家庭教師みたい」