私と彼の関係

 その言葉は嬉しかったけど、どこか悲しい。


 宮野君だから私は一緒にいたいと思ったからだ。


 でも、そんな気持ちを口に出したのは今日が初めてだった。


 だから、私がそう思わせた部分もあったのだろう。


 私のためにそうしてくれた宮野君と、彼だから勉強も頑張って一緒にいようとした私。


 気持ちは同じだけど、それを互いに口に出さずに届かないでいた。


 だから、私は自分の気持ちをはっきりと伝えるために勇気を振り絞る。


「でも、自分を分かってないのは宮野君も一緒だね。私は宮野君だからいいって思ったんだよ」


 私は彼の手をそっと握る。


 同時にあたりが明るくなり大きな音が響いていた。


「始まっちゃった、ね」


 思わずそう口にする。