誕生日に一緒に花火を見たという思い出が、それに加えて一つでも多くの思い出がほしかったのだ。
「無理にとは。ダメならいいから」
「何時から?」
「七時から」
「六時に君の家に迎えに行くよ」
「いいの?」
「別にそれくらいならいいよ」
思わず顔がにやけそうになるのを必死でこらえていた。
「人が多いから、早めがいいと思うの。五時くらい」
でも、四時くらいでもいいかもしれない。せっかくデートできるのに花火を見るだけはもったいない。
「時間があるならもっと早くてもいいよ」
私の心を見透かしたような甘い言葉に思わず反応していた。
その日は浴衣を着ていきたかったので、あまり早い時間は難しそうだった。
宮野君の場合、私が浴衣を着ようが気にはしないだろうけど、ほんのひとかけらでも可愛いと思われたかった。
「じゃあ、三時くらい」
「そんなに暇なんだ」
宮野君は少しあきれたように笑っていた。
「無理にとは。ダメならいいから」
「何時から?」
「七時から」
「六時に君の家に迎えに行くよ」
「いいの?」
「別にそれくらいならいいよ」
思わず顔がにやけそうになるのを必死でこらえていた。
「人が多いから、早めがいいと思うの。五時くらい」
でも、四時くらいでもいいかもしれない。せっかくデートできるのに花火を見るだけはもったいない。
「時間があるならもっと早くてもいいよ」
私の心を見透かしたような甘い言葉に思わず反応していた。
その日は浴衣を着ていきたかったので、あまり早い時間は難しそうだった。
宮野君の場合、私が浴衣を着ようが気にはしないだろうけど、ほんのひとかけらでも可愛いと思われたかった。
「じゃあ、三時くらい」
「そんなに暇なんだ」
宮野君は少しあきれたように笑っていた。



