私と彼の関係

 でも、そうやって宮野君に一線を引くと、ずっとこのままかもしれないと思う気持ちもあった。


 だから勇気を振り絞る。


「デートしたいの。二人きりで」


 胸がどうかなってしまいそうなほどドキドキして、唇を軽く噛む。


 彼の顔がまっすぐ見られなかった。


「いいよ。でも、条件がある」


「何?」


 思わず彼を見ていた。


「次のテストで平均を八十取ったらいいよ」


「八十?」


 私のいつもの平均が六十の後半くらい。そんな点数がとれるわけもない。


「無理」


「じゃあ、デートはなし」


「最初、いつでもつきあってくれるって言ってなかった? 話の内容が変わっているんだけど」

「あれはあれで、これはこれ」


 自分ルールを私に押し付けてきた。