――――――――― 茨木の中で泣いていた 綺麗な髪色の童子 -出られないのか? ほら、手を掴めよ- あの日に あの瞬間に 繋がれた手は とても小さくて 月みたいな目から落ちる雫は とても綺麗で -お前、名前は?- -いろは‥- 初めて見た その面差しは とても美しく 儚く 哀しくて‥ ―――――――――