【完結】俺様王子×天然ちゃん

ごめんな楓……



俺は楓にそんな顔をさせたい訳じゃねぇんだ



だけど、楓を悲しませたんだったら……悪いのは俺だ



ほんとにごめんな……



だけど……絶対楓のこと好きになるから、だから……その時まで待っててくれな?



俺は隣りを俯きながら歩く楓の腕を引っ張ると、腕の中に強く納めた



つまり、抱き締めてる



なんでか分かんないけど……急に体が動いた



ほんとに一瞬の出来事



「……えっ?愁くん?」


俺は楓を抱き締めたまま、どうしたらいいか分からなくなった



どうしたらいいんだ?



この状況……