【完結】俺様王子×天然ちゃん

「あっ、なんでもないよ。ただ探しに来ただけ」


「あっそー?」



「おー。邪魔して悪かったな」



陸人はそう言うと、俺たちに手を振って食堂を出て行った



「愁くん?」



楓は目をパチパチさせた


「……楓?」



俺が楓の顔を覗き込むと、楓は顔を真っ赤にした


「楓、どーした?そんなに顔真っ赤にして……」


「な、なんでもない////」



楓は俺から目を反らした


「なんでもない訳ないだろ?」



「だっ、だって////」



「ん?」



俺は楓の前髪をずらした


「はっ、恥ずかしいんだもん////」