【完結】俺様王子×天然ちゃん

「……えっ?」



「そういうの……ヤダ」


あたしは小さい声で言った



ギュッ



「えっ?愁くん?」



愁くんはあたしの方に向き直り、あたしをギュッと抱き締めた



「ごめんな」



愁くんはあたしに謝った


「ううん。謝らないで」


「……ありがとう」



「うん……あたしこそごめんね」



あたしは愁くんの胸に顔を埋めた



「いや、嬉しかった」



「えっ?」



「そんなこと思ってくれてたなんて知らなかったから……嬉しかった」



愁くんは優しい声でそう言った