【完結】俺様王子×天然ちゃん

「愁くん……」



その表情を見た時……胸が苦しくなった



締め付けられるくらい、痛かった



「はぁ……ダッセェよな、俺……」



「えっ?」



「全然余裕ないし……」


愁くんはそう言うと、あたしの上から退いた



そして、ベッドに座り言った



「もーさ、好きな女目の前にして我慢するとか……マジでムリなんだよ」


愁くんはそう言ってため息をつくと、頭を掻いた


「…………」



あたしはなにも言えなかった



愁くんのこんな苦しそうな姿……初めて見た



だから、少し戸惑った