俺はニコッと笑うと、ベッドの上にドカッと腰を下ろした



そして、麦茶を勢いよく飲んだ



楓はケータイを閉じると、テーブルに置いてコップを持ったまま俺の隣りにちょこんと座った



楓の髪の毛からほのかにシャンプーの甘い香が漂ってきた



この匂いが俺をおかしくしてしまいそーだ



……俺の理性を狂わせる


俺はコップをテーブルに置くと、自分の髪の毛をタオルでクシャクシャと拭いた



まるで、楓の甘い香におかしくなってしまいそーな俺を正気に戻すかのよーに……



ひたすら髪の毛を拭いた


意味なんてないけど……このままじゃほんとにおかしくなりそーだから