【完結】俺様王子×天然ちゃん

「かっ、楓……本気で言ってんのか?」



「……うん」



あたしは麦茶が入ったコップを持ったまま頷いた


「楓……」



「愁くんとなら……いいよ」



あたしは小さくそう呟いて麦茶を飲んだ



「……分かった、楓がいいって言うなら……俺もなるべく優しくする」



愁くんは落ち着いた声でそう言った



「うん……」



「優しく出来なかったら……ごめん」



愁くんはあたしを抱き締めて言った



「ううん……いいよ、優しくしなくても……」



あたしは小さく呟いた



「えっ?」