【完結】俺様王子×天然ちゃん

そう思うと……胸が締め付けられるくらい、痛かった



「はい、愁くん」



あたしは温めたシチューをお皿に盛り付けると、愁くんの前に置いた



「サンキュー、めっちゃ美味そー」



「食べていいよ……」



「うん、いただきます」


愁くんはそう言うと、シチューを一口食べた



「……どぉ?」



あたしは愁くんをジッと見た



「うん、美味い」



愁くんはニコッと笑った


「ほんと?良かったぁ」


あたしはホッと胸を撫で下ろした



「ほんと美味い、今まで食べたクリームシチューの中で一番美味いよ」