「頑張ってね、お姉ちゃん!応援してるから」



「いっ、いや……そんなこと言われても……」



「あっ、そうだ!ちょっと待ってて」



葵はそう言うと、机の引き出しからなにかを取り出してあたしの手のひらに置いた



「はい、これ使って」



「えっ?」



あたしは手のひらに置かれたソレを見た



?!



えぇ?!



これってまさか……



「葵!これ……」



「フフッ、頑張ってね」


葵はそう言うと、ニコッと笑い部屋を出て行った


えぇ、頑張ってって言われても……



葵があたしの手のひらに置いたもの、それは……コンドームだった