【完結】俺様王子×天然ちゃん

「単刀直入に言うな?」


「うん」



「……俺のこと誘惑するのやめてくれ」



「……はい?」



えっ?



ゆっ、誘惑?



そ、そんなのしてない!


「だから、俺を誘惑するのマジでやめてくれ」



愁くんはそう言ってため息をついた



「えっ?あたし、誘惑なんてしてない……」



「してるんだって……上目遣い使ったり、さっきみたいに抱き付いてきたり」



「えぇ……」



誘惑じゃないよぉ!



ていうか、上目遣いはしょうがないじゃん!



愁くんが背大きいから、見上げなきゃ顔見れないんだもん!