「んん……ふぁ……」



もっ、もうダメ!



息出来ない!



このままじゃほんとに死んじゃうよ!



「んっ……しゅ、愁く。く、くるひ……」



あたしは愁くんの制服の裾をギュッと掴んだ



ちゅっ



そして、やっと唇が離れた



「はぁ……はぁ……」



あたしはフェンスに寄り掛かった



「ごめん。楓」



愁くんはあたしの隣りに座ると、あたしを抱き寄せてそう言った



「はぁ……ううん。大丈夫……」



あたしはそう言ってニコッと笑った



「ほんとごめん。苦しかったろ?」