キーンコーンカーンコーン



チャイムが鳴ると同時に、4限目が終わった



「楓」



それと同時に、教室に愁くんが入ってきた



「あっ、愁くん!」



「お昼食べよー」



「うん。ちょっと待ってて」



「おー」



あたしはニコッと笑うと、教科書を片付けてカバンを持った



「お待たせ」



「おー」



そして、教室を出た



「今日もね、お弁当作って来たの」



「マジ?ありがとー」



「うん」



「楓の手作り弁当、美味いから嬉しい」



愁くんはそう言うと、あたしの頭を撫でた