【完結】俺様王子×天然ちゃん

そー簡単に言えない



「良いじゃん、なー俺たち親友だろ?」



陸人はニコッと笑いそう言った



「ムリ」



「誰にも言わないから」


「ムリ」



「なあ、愁~」



……うぜぇ



「とにかく、イヤなもんはイヤ」



俺はそう言うと、ベンチから立ち上がった



「えっ?愁?」



「んじゃ」



俺は陸人に手を振って中庭を出た



「あっ!おい愁~待ってくれよ!」



陸人は走って俺のところに駆け寄って来た



「ごめん、俺が悪かったから見捨てないで!」



陸人は両手を合わせて言った