【完結】俺様王子×天然ちゃん

「あっ、愁くん!」



あたしは愁くんのところへ駆け寄った



「待たせて悪かったな」


愁くんはあたしの頭に手を乗せると、ニコッと笑いそう言った



「ううん、大丈夫!」



あたしも笑顔でそう言った



「よし、じゃあ帰るか」


「うん」



そして、そのまま学校を出た



「楓、ほら」



校門を出ると、愁くんは右手を差し出した



「うん」



あたしはニコッと笑うと、愁くんの右手をギュッと握った



最近、毎日手を繋いで登下校することが日課になった



もう当たり前になったせいか、前みたいに緊張しなくなった