【完結】俺様王子×天然ちゃん

「なんだって?」



愁くんはあたしの顔を覗き込んだ



「えっ?なんか行けなくなったって……」



「はあ?マジかよ」



「うん。なんか急用出来たんだって」



「ふーん。じゃあさ……これからデートでもするか?」



愁くんはニコッと笑いそう言った



「えっ?」



「ほら、あの二人が来ねーなら二人きりだろ?」


「あっ」



そうだ。麻紀ちゃんたちが来ないってことは……二人っきりだ



なっ、なんか恥ずかしい……



「大分時間くっちまったけど……行くか?」



愁くんはあたしを見つめて言った



「うん////」