【完結】俺様王子×天然ちゃん

「もぉ10時過ぎてるよ?」



「ったく……」



「ねぇ、愁くん?あそこに座ろぉ?」



あたしは近くに置いてあるベンチを指差して言った



「ん?ああ」



あたしたちはベンチに座った



「来ないねぇ」



それから5分くらい待っても、麻紀ちゃんたちは一向に来る気配がない



「ああ。自分たちから行こうって誘っといて何分待たせる気だよ」



愁くんはため息をつき、呆れたように言った



「分かんない」



「はあ……」



愁くんの大きなため息と同時に、あたしのケータイが勢い良く鳴り響いた


♪~♪~♪