「えっ?愁くん、その近くに居たの?」



「ん?ああ……あんとき俺、姉ちゃんのパシりでコンビニ行かされてたからな……で、ちょうどそのコンビニで楓を見たって訳」



愁くんはため息交じりでそう言った



「そうだったんだぁ……全然気付かなかった」



「まー、当たり前だと思うけどね」



「そのときね、確か妹のプレゼント買ってたと思う」



「妹居んの?」



「うん、今中3」



「へぇ~」



「今度、みんなのこと紹介するね」



「ああ」



そして愁くんに駅まで送ってもらい、そのまま家に帰った



明日の初デートに、ちょっと緊張してる